麻雀における点数計算の満貫以下の部分(満貫部分含む)について取り扱います。点数計算は、麻雀において一番敷居が高い部分ですが、計算式の理屈自体は単純。翻数と符の数え方を覚え、点数計算表の一覧を暗記するだけ。計算式から暗算も可能です。






この暗槓2つで64符が確保できます。
もっと、欲しいところなのですが・・・、これ以上、増えると三槓子・三暗刻が成立してしまい1翻を超えてしまいます。
暗刻は使えない:もう1つ暗刻が出来ると、三暗刻が成立してしまうため、これ以上の暗刻は使えません。
ただし、双ポン待ちのような形には出来ます(ロン和了りなら三暗刻不成立!)



※双ポン待ちにすると、待ちによる加符が望めませんが・・・、
待ちによる加符は2符と少ない。双ポンのロンによる明刻扱い4符の方が大きいです。
面前が前提:鳴いてしまうと面前加符の10符が見込めません。
ツモ和了りだと、2符どまり。また、この形からツモ和了りをすると三暗刻が成立するため、ロン和了りしか認められません。
残りの1面子:最後の1面子は、混全帯とならない順子である必要があります。
刻子の形だと、対々和が成立してしまいます。


和了の形について:以上を総合すると、以下のような和了形となります。












ロン:
(翻牌のみ)
ここからロン和了で成立して、1翻となる役は、





この暗槓2つで64符が確保できます。
もっと、欲しいところなのですが・・・、これ以上、増えると三槓子・三暗刻が成立してしまい2翻を超えてしまいます。
暗槓は使えない:暗槓は使えないと書きましたが、明槓についてはOKです!



この明槓で16符が確保できます。
・・・、この鳴きは、一番多い符数になるのでしょうか?
明槓をしたことにより、面前加符10符が消え、和了による加符は最大2符となりました。



:幺九牌明槓による16符+ツモ2符の18符(三槓子コース)


:幺九牌暗刻による8符+面前加符10符の18符(三暗刻コース)
どちらも同じ符、2翻での最大符数は、この2通りがあります。
双ポン待ちは無理:1翻の時は、双ポン待ちができましたが、2翻になるとすでに3面子が確定しているため不可能です。



※双ポン待ちの聴牌自体は可能ですが、その場合、対々和が成立してしまいます(場合によっては、混老頭も・・・)
対々和のみ2翻を狙った場合、2つの暗槓と2つの明刻となります。
明刻2つで、1つの暗刻と同じ符になりますが、雀頭を連風牌で作る以上、対々和狙いは、混老頭が成立するためNGです。
残りの1面子と雀頭:最後の1面子は、混全帯とならない順子である必要があり、雀頭は連風牌で作りましょう。




和了の形について:以上を総合すると、以下のような和了形となります。












ツモ:
(三槓子のみ)












ロン:
(三暗刻のみ)
こういった形から和了で成立して、2翻となる役は、三暗刻や、三槓子のみとなります。












ロン:
(翻牌のみ)
2.











ツモ:
(三槓子のみ)
3.











ロン:
(三暗刻のみ)
1.102符:副底20符+面前ロン10符+二暗槓64符+幺九牌明刻4符+連風牌雀頭4符+双ポン待ち0符
2.108符:副底20符+ツモ2符+二暗槓64符+幺九牌明槓16符+連風牌雀頭4符+単騎待ち2符
3.108符:副底20符+面前ロン10符+二暗槓64符+幺九牌暗刻8符+連風牌雀頭4符+単騎待ち2符
1、2、3ともに、符を切り上げて110符となります。
※これは連風牌雀頭を4符とした場合の結果です。
連風牌が2符のルールで計算すると、1の場合には、ジャスト100符となります。
連風牌が2符のルールの場合には、1翻は100符が限界となります。