麻雀の点数計算と早見表【翻数・符数・高点法】

麻雀における点数計算の満貫以下の部分(満貫部分含む)について取り扱います。点数計算は、麻雀において一番敷居が高い部分ですが、計算式の理屈自体は単純。翻数と符の数え方を覚え、点数計算表の一覧を暗記するだけ。計算式から暗算も可能です。

◆Mahjong 満貫未満の最大符数【1翻・2翻】

結論から言うと、1翻・2翻の最大符数は110符となります。 どうして、このような結論に至ったのか、 どのような計算結果によるものか、計算根拠について挙げていきます。 1翻となる役を考える 単独で1翻となる和了形は、断幺九のみ、平和のみ、一盃口のみ、飜牌のみ、 ツモのみ、ハイテイのみ、嶺上開花のみ、槍槓のみとなります。 2翻となる役を考える 単独で2翻となる和了形は、三色同順のみ、混全帯のみ、一気通貫のみ、七対子のみ、小三元のみ、混老頭のみ、 対々和のみ、三暗刻のみ、三色同刻のみ、三槓子のみ、この他、食い下がり役と1翻役の組み合わせも考慮します。 この中から、最も符を多くつけることができる役を探しましょう。

◆Ten 1翻で一番符が多く見込める形を考える

符の計算は、刻子や槓子が優遇されます。そのため、対子形の形が最も符が高くなります。 幺九牌暗槓:幺九牌の暗槓は、麻雀における最大の加符で、1つにつき32符が加算されます。          この暗槓2つで64符が確保できます。     もっと、欲しいところなのですが・・・、これ以上、増えると三槓子・三暗刻が成立してしまい1翻を超えてしまいます。 暗刻は使えない:もう1つ暗刻が出来ると、三暗刻が成立してしまうため、これ以上の暗刻は使えません。     ただし、双ポン待ちのような形には出来ます(ロン和了りなら三暗刻不成立!)          ※双ポン待ちにすると、待ちによる加符が望めませんが・・・、      待ちによる加符は2符と少ない。双ポンのロンによる明刻扱い4符の方が大きいです。 面前が前提:鳴いてしまうと面前加符の10符が見込めません。     ツモ和了りだと、2符どまり。また、この形からツモ和了りをすると三暗刻が成立するため、ロン和了りしか認められません。 残りの1面子:最後の1面子は、混全帯とならない順子である必要があります。     刻子の形だと、対々和が成立してしまいます。      和了の形について:以上を総合すると、以下のような和了形となります。       ロン:(翻牌のみ)      ここからロン和了で成立して、1翻となる役は、断幺九、平和、一盃口、面前ツモ、海底摸月、嶺上開花     飜牌のみとなります(双ポンが中でなければ、河底撈魚のみも可能。双ポン待ちのため、槍槓のみは無理)     ※雀頭は、連風牌になる可能性がある東としています。

◆Ten 2翻で一番符が多く見込める形を考える

符の計算は、刻子や槓子が優遇されます。そのため、対子形の形が最も符が高くなります。 幺九牌暗槓:幺九牌の暗槓は、麻雀における最大の加符で、1つにつき32符が加算されます。          この暗槓2つで64符が確保できます。     もっと、欲しいところなのですが・・・、これ以上、増えると三槓子・三暗刻が成立してしまい2翻を超えてしまいます。 暗槓は使えない:暗槓は使えないと書きましたが、明槓についてはOKです!          この明槓で16符が確保できます。     ・・・、この鳴きは、一番多い符数になるのでしょうか?     明槓をしたことにより、面前加符10符が消え、和了による加符は最大2符となりました。     :幺九牌明槓による16符+ツモ2符の18符(三槓子コース)     :幺九牌暗刻による8符+面前加符10符の18符(三暗刻コース)     どちらも同じ符、2翻での最大符数は、この2通りがあります。 双ポン待ちは無理:1翻の時は、双ポン待ちができましたが、2翻になるとすでに3面子が確定しているため不可能です。          ※双ポン待ちの聴牌自体は可能ですが、その場合、対々和が成立してしまいます(場合によっては、混老頭も・・・)      対々和のみ2翻を狙った場合、2つの暗槓と2つの明刻となります。      明刻2つで、1つの暗刻と同じ符になりますが、雀頭を連風牌で作る以上、対々和狙いは、混老頭が成立するためNGです。 残りの1面子と雀頭:最後の1面子は、混全帯とならない順子である必要があり、雀頭は連風牌で作りましょう。      和了の形について:以上を総合すると、以下のような和了形となります。       ツモ:(三槓子のみ)        ロン:(三暗刻のみ)      こういった形から和了で成立して、2翻となる役は、三暗刻や、三槓子のみとなります。     三色同順・同刻、混全帯、一通、七対子、小三元、混老頭、対々和、断幺九、平和、一盃口、ツモ、海底、嶺上、飜牌、河底、槍槓     ※雀頭は、連風牌になる可能性がある東としています。
◆Ten 1翻と2翻、それぞれ符を数えてみよう!
上記の根拠から出した、和了り形の符を実際に数えてみます。 1.  ロン:(翻牌のみ)  2.  ツモ:(三槓子のみ)  3.  ロン:(三暗刻のみ)  1.102符:副底20符+面前ロン10符+二暗槓64符+幺九牌明刻4符+連風牌雀頭4符+双ポン待ち0符 2.108符:副底20符+ツモ2符+二暗槓64符+幺九牌明槓16符+連風牌雀頭4符+単騎待ち2符 3.108符:副底20符+面前ロン10符+二暗槓64符+幺九牌暗刻8符+連風牌雀頭4符+単騎待ち2符 1、2、3ともに、符を切り上げて110符となります。 ※これは連風牌雀頭を4符とした場合の結果です。  連風牌が2符のルールで計算すると、1の場合には、ジャスト100符となります。 連風牌が2符のルールの場合には、1翻は100符が限界となります。
◆Ten 110符の点数計算をしてみよう!
麻雀の基本点は、符数×2^(翻数+2)で計算することができます。 1翻:110符×2の(1翻+2)乗=基本点880 2翻:110符×2の(2翻+2)乗=基本点1,760 子の場合の和了点 1翻:ロン3,600(ツモ900−1,800) 2翻:ロン7,100(ツモ1,800−3,600) 親の場合の和了点 1翻:ロン5,300(ツモ1,800ALL) 2翻:ロン10,600(ツモ3,600ALL) ※点数計算は、100未満の位がある場合、繰り上げ処理を行います。 ※補足:3翻や4翻の場合には符が増えるとすぐに満貫行き・・・、  3翻は70符以上、4翻は40符以上、5翻は問答無用で満貫となります。 TOPに戻る:麻雀の点数計算と早見表
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