麻雀の点数計算と早見表【翻数・符数・高点法】

麻雀における点数計算の満貫以下の部分(満貫部分含む)について取り扱います。点数計算は、麻雀において一番敷居が高い部分ですが、計算式の理屈自体は単純。翻数と符の数え方を覚え、点数計算表の一覧を暗記するだけ。計算式から暗算も可能です。

◆Mahjong 平和(ピンフ)の点数計算

平和(ピンフ)は4面子1雀頭で構成される、麻雀で最も基本的な和了方法です。 平和(ピンフ)特有の符計算 平和(ピンフ)をロンで和了ると、必ず30符となります。 平和(ピンフ)をツモで和了ると、必ず20符となります。 鳴きピンフ形の和了りは、必ず30符となります。 符計算の必要がありませんので、平和(ピンフ)は点数計算が容易です。 平和(ピンフ)の符計算に例外が必要な理由 上記の結論だけ知っていれば問題ありません。 役の定義やルール、点数計算の簡便化といった理由によって、平和(ピンフ)にちょっとした例外があるだけのことです。 ※平和(ピンフ)には符が付かないという定義がある。  平和(ピンフ)という役は、符が付かないことによって、認められた役でした。  平和(ピンフ)をツモ和了りすると、副底20符とツモ符2符で22符となってしまいます。  しかしながら、これは平和(ピンフ)の定義から考えると誤った解釈です。  このため、平和(ピンフ)のツモ和了は、ツモ符を認めずちゃんと20符で計算しよう!  ということになっています。 ※平和(ピンフ)をツモ和了したとき、  現在の点数計算では、20符2翻(ツモ・平和)となりますが・・・、  厳格なルールを扱っているような場所では、平和(ピンフ)を認めず、  30符1翻(ツモ)のみとします。 ※平和(ピンフ)のロン和了りしたとき、  これは面前加符10符が付きますので、30符となります。  面前加符は、ロン和了りに対するもので、平和(ピンフ)に符が付いている訳ではないのでセーフ!鳴き平和(なきピンフ)について:鳴いてロン20符+面子部分0符+雀頭部分0符=20符(30符とする)       ロン:(鳴き一気通貫のみ)  これは、鳴きピンフ形の1翻ロン和了り(子の20符1翻の和了点数が700点しかないため)  麻雀の最低和了点は1,000点、この決まりを守るために鳴きピンフ形は30符とすることになっています。  鳴きピンフについては、1翻の場合のみ30符扱いとすべきという意見と、  鳴きピンフはすべて30符扱いとするという意見の2つがあります。  現在、ほとんどのルールで、鳴きピンフ形は一律すべて30符とされることが多いです。 ルールの簡易化と点数計算の簡便化 平和(ピンフ)の符の扱いは、以上のようになっています。 平和(ピンフ)のロンと鳴きピンフは一律30符、ツモの場合は一律20符。 このようにすることで、ルールの単純化、トラブル防止、点数計算の簡易化が図られています。

◆Ten 平和(ピンフ)の点数計算表

ピンヅモ20符と30符部分の和了点数一覧です。 符が倍になると和了点も倍になるという点数計算の都合上、 40符や80符も、ピンヅモ20符と似た和了点となります。 60符においても、平和(ピンフ)ロンや鳴きピンフ30符と似た和了点となります。 ※20符1翻の点数がないのは、平和(ピンフ)・面前ツモで最低でも2翻あるためです。  また、20符にロン和了りの点数がないのは、ピンヅモ以外に20符となる和了りがないためです。

◆Ten 平和(ピンフ)の点数を覚える

20符部分の点数は、1,300、2,600、5,200 ごんにー(40符部分に同じ) 30符部分の点数は、1,000、2,000、3,900 ざんく、7,700 ちっち 麻雀でよく聞く、点数の目白押しです。 2,000の次が3,900など、端数(10の位)の関係もあって、単純に倍になっていく訳ではありません。 ただ、この辺は良く出現するという関係上、ニュアンスを含めて覚えていける部分だと思います。 ツモの和了点部分については中々に難しい。 20符部分が400−700、700−1,300、1,300−2,600 30符部分が300−500、500−1,000、1,000−2,000、2,000−3,900 ツモの和了点の特徴として1翻違いの共通点が挙げられます。 20符部分が400−700、7001,300、1,300−2,600 30符部分が300−500、5001,000、1,0002,000、2,000−3,900 この1翻違いの特徴は、点数計算表全体を通して使えます(例外はありません)
◆Ten 平和(ピンフ)の基本点
符数×2^(翻数+バンバン2)で基本点を算出することができます。 平和ロン・鳴きピンフは30符、翻数は最低1翻 1翻:30×8(2の3乗より)=240(基本点)     子のツモの場合300−500、ロンの場合1,000。親のツモの場合500ALL、ロンの場合1,500となります。 2翻:30×16(2の4乗より)=480(基本点)     子のツモの場合500−1,000、ロンの場合2,000。親のツモの場合1,000ALL、ロンの場合2,900となります。 3翻:30×32(2の5乗より)=960(基本点)     子のツモの場合1,000−2,000、ロンの場合3,900。親のツモの場合2,000ALL、ロンの場合5,800となります。 4翻:30×64(2の6乗より)=1,920(基本点)     子のツモの場合2,000−3,900、ロンの場合7,700。親のツモの場合3,900ALL、ロンの場合11,600となります。 ※ピンヅモの場合、ロンがありませんが、同様の計算式となります。 ※バンバンは場ゾロ2翻のことを指します。 ※5翻以上は符計算の必要がありません。問答無用で満貫以上となります。 ※和了点の最終的な計算結果に100未満の数字が生じた場合、問答無用で繰り上げます。
◆Ten 平和(ピンフ)と同じ点数
満貫未満の点数計算は、翻が1増える・または符が2倍になると、和了点が2倍になります。 このため、20符4翻は、40符3翻・80符2翻と同じ和了点となります。 また、30符4翻は、60符3翻と同じ和了点となります。 20符4翻:40符3翻や80符2翻と同じ和了点です。     20×64(2の6乗より)=1,280(基本点) 40符3翻:符が20符の2倍、翻数が1下、符によって和了点×2、翻によって和了点÷2=同じ。     40×32(2の5乗より)=1,280(基本点) 80符2翻:符が20符の4倍、翻数が2下、符によって和了点×2×2、翻によって和了点÷2÷2=同じ。     80×16(2の4乗より)=1,280(基本点) このような具合があるため、20符、40符、80符の点数計算は似ています(同じと考えていい) 30符、60符の点数計算においても同様のことが言えます。 TOPに戻る:麻雀の点数計算と早見表
Copyright © 2007-10-27~ FARURU 転載禁止